ヤマハ | 聖ウルスラ学院英智高等学校 及川博暁 先生

聖ウルスラ学院英智高等学校 及川博暁 先生

バンド紹介

本校吹奏楽部は、1988年に創部し、学校、保護者、地域の皆様の温かいご支援のもと、顧問の先生方と150名の部員で活動しています。
私たちのモットーは「日々感謝」「己に勝つ」「執念」です。部員全員で切磋琢磨し合いながら、皆様に感動していただける音楽を目指すことはもちろん、日々の活動を通して社会性と人間性を養うことも大切にしています。

私たちの主な活動は、吹奏楽コンクール、マーチングコンテストをはじめ、演奏会・各種イベントや地域行事への出演です。大会においてもイベントにおいても、皆様に音楽の楽しさを伝えたいという思いで演奏しています。
特に毎年行なっている定期演奏会では、「子供から大人まで楽しめる楽しい演奏会」をコンセプトにしています。クラシック音楽、ステージドリル、ブラックライト音楽劇、Popsステージなど楽しい演目が盛り沢山です。

「杜の都から音楽で笑顔を届ける!」を目標にこれからも歩み続けたいと思います。
ぜひ、聖ウルスラ学院英智高等学校吹奏楽部の応援,よろしくお願い致します。

【公式】聖ウルスラ学院英智吹奏楽部|TOP (ursulawindorchestra.com)

先生のプロフィール

宮城県仙台市出身。数学科教諭。
中学・高校・大学時代はトロンボーンを担当。トロンボーンを矢崎雅巳氏に師事。
2006年より聖ウルスラ学院英智高等学校に勤務し、吹奏楽部顧問となり現在に至る。
西洋音楽も大好きだが、現代音楽やマーチング、民族音楽等、さまざまな分野に吹奏楽を融合させることに面白さを感じ、生徒と一緒に日々楽しみながら可能性を探る音楽活動をしている。
宮城県吹奏楽連盟常任理事。

マーチングとの出会いをお聞かせください。

弟が小学校でマーチングをやっているのを観たことあるくらいで・・・
私自身、ずっと野球少年でしたが両膝を壊してしまい、お医者さんからも運動部は禁止といわれてしまって、当時たまたま仲の良かった友達が吹奏楽部に入っていたので、中学1年の後半くらいから入部して始めました。
実際初めてマーチングをちゃんと観たのは、宮城県のマーチングの大会運営をしている時です。
そこからやってみようかな?やめとこうかな?と3年くらい足踏みして、2015年からマーチングの大会にも出場するようになりました。

指導をされる上で気を付けているポイントは何ですか?

吹奏楽でもマーチングでも共通していますが、基本的には生徒主体で活動をしているので、あまりきちんと指導していることがないかもしれません。
ただ、得意な生徒達を募ってその子たち主体で動かし、全体の管理、運営は私が責任をもって活動をしているといった感じでしょうか。
また、客観的な意見はこちらから出すようにしたり、生徒たちが悩んだり、課題や問題点が出てきたときは、それを解決するため私も一緒に考え取り組んでいます。全体的に私が指示しているとかではなく、生徒と同じ立場で動いてやっていますね。
その中で問題を解決・改善するために、機械や映像等に頼れるところは頼って、あらゆる手段を使って自分たちで部活動がスムーズに出来る環境を整えることには重きを置いています。

練習場所や練習方法で工夫されていることはありますか?

30×30を取れる敷地が校内にはなく、動きの練習ができるグラウンドでは限られたスペースしかないので、区切りながら部分的な練習や基礎練習をするようにしています。
大会前には外部に出て、30m×30mで音の出せる環境の体育館を借りることもあります。

コンクールとマーチングを両立する方法やメリットをお聞かせください。

みんなで取り組めることは1番大きいと思います。役割や一人一人が責任をもって取り組んで、生徒どうしの関係や情報共有ができるようになる点でもメリットだとは思います。
うちの部活は基本的に2・3年生が吹奏楽コンクール組、1・2年生がマーチング組で分けていて基本的には、被らないようにして同時進行しています。
マーチングで培った様々な技術を、コンクールやコンサートに活かせるので1・2年生でマーチングを経験してもらいたいという意図があります。
その意図やメリットを生徒達も理解してくれているので、コンクールとマーチングを両立する上でお互いに良い相乗効果になっているのがいいですね。

ヤマハの楽器のいいところをお聞かせください。

音が良い・扱いやすい・メンテナンスがしっかりされているこの三拍子ですね。
管楽器も打楽器も音程も良いし鳴るのはもちろんですが、継続的に使用するのでメンテの部分もしっかりしているのはありがたいところですね。

これからマーチングを始める方、指導される方へメッセージをお願いいたします。

学校現場ではアクティブラーニングが当たり前のようになってきている中で、我々先生からの一方的な指導で生徒が受動的に動くのではなく、生徒自身が自主的に活動できる点でもマーチングは、子どもたちにとって良い学びの場になると思います。
初めて取り組む際は、不安があったりするかもしれません。でもそれは先入観であったり、知らないからであって、そのギャップを埋めることが出来ればその点は解決へ繋がるかと思います。
私自身もはじめは動きながら楽器を演奏するということに対しての抵抗があり、音が悪くなるなどの先入観もありました。でもマーチングを始めてみて感じることは、実際はそうではないということ。持っている先入観を取るためにも、これは体験するしかないとは思います。そして、音が汚くなるというイメージは間違った先入観です。
座奏の場合には、正しいか正しくないか、上手く出来ているか上手く出来ていないかが曖昧な部分もありますが、マーチングの場合は視覚的に問題点も分かるし、改善したところも分かるので日々自分たちで練習を積むことで上達していることが分かり、マーチングを始めてみると生徒たちの満足感が高いことに気づくと思います。

御自身が自分一人で全部やろうとはせずに、人に頼れるところは人に頼ることもとても大切だと思います。
今の時代はYouTubeやSNSにもたくさん動画が上がっていますし、実際に観ることのできる機会もあるとは思うので、是非1回チャレンジしてみてもらいたいと思っています。

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